「あんこのおはぎが無い・・・」
お盆の買い出しに行ったら
スーパーにあんこのおはぎが消えていた。
しかしまだ胡麻ときな粉の
おはぎが残っている状態。
今から別の店を探すのも大変・・・
あんこじゃないとダメなの??
お盆のおはぎはあんこ以外を
お供えとして使ってもよいのでしょうか?
お盆におはぎをお供えする
理由はあるのでしょうか?
おはぎとぼたもち、違いはあるのでしょうか?
気になる悩みにファイナルアンサー!
お盆のおはぎ、あんこ以外をお供えに使っても大丈夫?
お盆のおはぎ。あんこ以外を
お供えに使っても大丈夫でしょうか??
~特に問題ありません~
あんこで無いとダメ!という理由はありません。
好きなものをお供えしましょう。
おはぎをお供えする日は
地域、宗派によって異なることもありますが
お盆期間のお供えとして
使っても特に問題はありません。
宗派によっては日替わりで
供えるものが変わっていき
8月14日の日におはぎを供える
という地域、宗派もあります。
お供えで使用したものは
その日のうちにさげて
自分達が食べるようしましょう。
お盆におはぎをお供えする理由はある?
お盆におはぎをお供えする理由は
何かあるのでしょうか?
~諸説あります~
お盆におはぎをお供えする理由は諸説あります。
それぞれ紹介していきます。
・小豆の赤色が邪気をはらうため。
・お餅は五穀豊穣、子孫繁栄
を象徴する食べ物だったため。
・甘い物は貴重で特別な日に
振舞うものだったため。
赤色が邪気を祓うというのは
中国の影響が大きいと言われています。
風水的にも赤は魔除けの効果がある
とも言われています。
これらが主な理由になっています。
おはぎとぼたもちは何が違う?
おはぎとぼたもち。
これには違いがあるのでしょうか?
~どれも一緒です~
名称が違うだけで
全て同じ食べ物になっています。
あんの種類で名前が変わる
という話も聞きますがそんなことは無く
こしあんでもつぶあんでも
名称は季節によって変化します。
もち米を蒸したり炊いたりしたものを
米粒が残る程度に軽くついて丸めたものに
あんこをまぶした食べ物になります。
米を半分潰すことから
はんごろしと呼んでいる地域もあるようです。
徳島の一部地域、群馬の一部地域では
このような呼ばれ方をしていることもあります。
~その他名称~
おはぎは季節によって呼び方が変わります。
四季それぞれの名称を紹介していきます。
春:ぼたもち
夏:夜船(よふね)
秋:おはぎ
冬:北窓(きたまど)
春と秋は馴染みがありますが
夏と冬はあまり馴染みがありませんね。
夏と冬に関しては言葉遊びから
名称が付いたものとされています。
おはぎは餅作りの時に
ぺったん、ぺったんと餅を搗く音が
隣の家には聞こえないので
餅をいつ搗いたかわからないことから
搗き知らず⇒着き知らず
と、言葉遊びをして
夜は暗くて船がいつ着いたのか
わからないことから夜船。
と、呼ばれるようになりました。
北窓も同じく
搗き知らず⇒月知らず。
月を知らないとは月が見えないこと。
北側の窓では月が見えないことから
月を知らない窓=北窓
と、呼ばれるようになりました。
それぞれ名前は違えど
同じ食べ物である事を覚えておきましょう。
まとめ
おはぎのお供えに関しては
あんこに特別拘る必要はありません。
あんこのおはぎが手に入らなかった場合は
胡麻やきな粉でも特に問題ありません。
おはぎとぼたもちは同じもの。
こしあん、粒あんでも違いはありません。
季節によって名前が変化します。
秋、冬の名称は一般的には
あまり浸透していないイメージがありますね。