お彼岸のお供えに使用されるものとして
代表的なお菓子「おはぎ」
お彼岸の時期になるとスーパーでも
多数販売されるようになります。
何気なくお供えとして
使用している人も多いおはぎですが
何故お彼岸のお供えで
使われるようになったのでしょうか?
お彼岸におはぎをお供えする
理由を紹介していきます。
お彼岸におはぎをお供えするのは何故?理由はある?
おはぎがお彼岸のお供えに
使われ始めたのは江戸時代頃から。
お供えに使われた理由は諸説あります。
1つ目は「小豆は邪気を払うもの」
として昔は考えられていたので
先祖の供養に結び付けていた説。
2つ目は今でこそ安価で買えるおはぎですが
当時貴重品だった砂糖や米を使用した
おはぎを先祖にお供えすることで
功徳が積めると考えられていたから説。
3つ目はあんこともち米
2つのものを合わせることから
「祖先の心と自分たちの心を合わせる」
という意味からお供えに使用された説の
3つが主な理由になっています。
ぼたもちとおはぎの違い
牡丹の花が咲く季節である
春に食べるものがぼたもち。
萩の花が咲く季節である
秋に食べるものがおはぎになりますが
食べる時期で名称が違うだけで
基本的には同じものになります。
昔は小豆の収穫時期である秋は
小豆の皮が柔らかいことから粒あんで作られ
冬を越して皮が固くなったものは
こしあんに加工していましたが
現在は季節に関係なく皮が柔らかい
小豆が手に入るようになったため
おはぎ、ぼたもち共にこしあんと
粒あんのものが販売されています。
おはぎはあんこで無ければダメ?
お供えに使用されているおはぎは
あんこのものが多いですが
「あんこで無ければダメ」
という決まりは特にありません。
お供えに使用したおはぎは
お下がりとしていただくので
自分が食べやすいものを
お供えするのがよいでしょう。
おはぎはあんこ以外にも
胡麻、きなこなどがあります。
西日本では青のりが使用されたもの。
東北では枝豆から作られた
「ずんだ」を使用したおはぎが
お供えに使われる場合もあります。
まとめ
お供えに使用されるようになった理由は
諸説あり、明確な正解はありません。
・祖先の供養のため。
・当時貴重品だった砂糖と米を
使用したおはぎをお供えすることで
功徳が積めると考えられていたため。
・祖先の心と自分たちの
心を合わせるため。
この3つが主な理由になります。